(書評)トレードシステムの法則
今月発売された「トレードシステムの法則」を読んだので書評を書いてみる。
内容をおおまかにまとめると以下の3点。
1.検証にはデータすべてを使い、ドローダウンを重視。
→アウトオブサンプルテストはしない。データは多く使った方が正確な数値がでる。
→カーブフィッティングは避けられない。その程度が重要。BRACテストで評価。
→ドローダウンが大きいとシステムを継続できない。ゲインペインレシオで評価。
2.トレンドフォローの商品とカウンタートレンドの株式システム
→株式のシステムは先月発売のコナーズの本と考え方が似ている。
3.大口口座と小口口座ではマネーマネジメントが異なる。
→共通してリスクを下げるのは銘柄分散、システム分散。
これ以外にも様々なことが書かれていて、とても興味深く読むことができた。
日本では優れたシステムトレーダーはあまり表に出てくることがなくなり、
情報も手に入りにくくなったため、この本のように海外のシステムトレードの
情報を知ることができるのはとてもありがたい。
ついでにパンローリングの本についてだが、本の値段は全体的に高いが、
電子書籍だとすべて3割引なので急いで読みたいとかでなければそちらの方が安い。
私は使っていないので知らないがKoboだと楽天が割引クーポンも配っているので
さらに安く買えることもあるらしい。
4/11 -1.2