相場商売

トレーディングビジネスあれこれ

トレーディング会社社長の視点

先月のことだが、
シンガポール在住のトレーディング会社社長(2014年3月の記事の人)が
日本に戻られてたので、話をする機会を持つことができた。
前回は詳しい話をすることはほとんどできなかったが、
今回は考え方をかなり聞くことができてとてもよかった。

以下興味深かったところ
・新しいことへ取り組めるチャンスが来たときはまずやってみる
 →現状からの更なるレベルアップのため
シンガポールに住んでても子供に英語教育はしない
 →子供が大人になるころには翻訳ソフトが進化しているから
人工知能は脅威
 →将来的には人工知能が自分でアイデアを考えて、検証して、
  売買するようになる
 (現在はアイデアを考える部分はまだ人間がやっている)
・今一番力をいれていることはモノづくり
 →人工知能の進化で稼げなくなるから、商売の基本はモノづくり

考え方もそうだが、なによりすごいと感じたのは、
その自身の考えを素直に実行に移せる点だと思った。
翻訳ソフトは進化するだろうが、
だからといって子供に英語教育をやらせないということまで
自分には決断することはできない。

また人工知能の部分も、
将来的にはトレードで超過収益が得られなくなることを示唆しているが、
これはニーダーホッファーが、
結論としてバイアンドホールドをすすめることと
つながっているのかなと感じた。

自分のような一般トレーダーは、
早めに稼いで勝ち逃げしかないね。